エアフュージョンを搭載できるSCMエッジバンダー「stefani kd HP」

前回は、「ゼログルーライン」の縁貼りを行うホットエア方式の「Air Fusionエアフュージョン」についてご紹介しました。

 今回は、この「エアフュージョン」を搭載できるSCMエッジバンダー「stefani kd HP」についてご紹介いたします。

本機は、ミドルレンジクラスのエッジバンダーにあたり、ミーリング機能をはじめ、ラウンド機能も付帯する高性能機となります。
薄物から1R/2Rローカン、12 mmの木縁も貼れるため、これ一台であらゆるエッジバンディングが対応可能です。各ユニットは全て自動位置決めできるため、オペレーターの調節の手間を軽減させます。
セットアップが簡単に済みますので、ロットサイズの大小を問わず、多品種のパネルを扱う生産工場に理想的なエッジバンダーです。
従来の糊付け機能も併用できます!
「stefani kd HP」には、前回ご紹介したホットエアによる「エアフュージョン」の他に、従来の糊塗布装置の「SGPグルーポット」を併用装備することが可能です。「SGPグルーポット」のタンクは、付着防止用のプラズマ処理が施されており、ホットメルトとポリウレタン両方の接着剤に対応できます。そして、SCM独自の塗布ローラーと接着剤の統制された供給により、理想的な糊付けが実現します。

また、グルーポットは簡単に着脱可能ですので、メンテナンスも容易に行うことができます。
緊急停止時には塗布ローラーの遮蔽システムが働き、周りの装置に糊が絡み付かないシステムを採用しています(SCM特許)。また、ローラーのリバース機能を使えば、美しい塗布が得られます。 

糊に予熱を与えるプリメルターも用途に合わせて選ぶことができます。ポリウレタン(PUR)には「PU BOX L」、ホットメルト接着剤(EVA)用は「QMS-P」をお選びください。

「赤外線セラミックランプ」もオプション装備できます。グルー直前で接着面に予熱を与えることで、寒い環境下でも縁貼り品質を落としません。特にポリウレタンにはお勧めです。
各種面取りに対応します!
トリミングユニットとエッジスクレーパーは、薄物や木縁以外に、厚物を2タイプ(例:1mm/2mm)選択して位置決めすることも可能です。各種面取りにおいて高い仕上り品質が得られ、保護フィルム付きの縁貼りにおいても問題ありません。あらゆる縁材に柔軟に対応できます。
トリミングユニット/ R-HP Multiedge 2R

20度に傾斜したモーターに4ポジション(C面用、R面取り1R/2R用、木縁用) で使用できるトリミングツールが付帯します。NC機構による自動位置決めですので、操作パネル側の設定だけで、加工内容を素早く切り替えることができます。また、上下異なるトリミング(例:上部R面取り/下部ストレート面取り)も設定可能です。
エッジスクレーパーユニット/ RAS-HP Multiedge 2R

操作パネル側の設定だけで1R/2R用を切り替えることができ、または使用しないときの退避設定も簡単に行えます。
またグルースクレーパ(RCA/2C)は、余分なはみだし糊を最終仕上げで取り払うため、後工程を減らすことができ、使い方次第では作業効率を格段にアップさせます。
ラウンディングユニット/ Round SK MultiEdge
4つの 独立したサーボモーターを完備しており、ラウンド加工の高い生産性と品質を得ることができます。最大の特徴は、トリミングとラウンドの両方の機能を同時に実行できるということです。トリミングの仕上げ用として兼用させれば、縁貼りの品質向上にもつながります。

また、上下面それぞれ異なる仕上がりにすることも可能です。(例:上面トリミング、下面ストレート等)

各種スプレー塗布で後工程の手間を減らします
「stefani kd HP」には、離型剤など各種スプレーミスト装置をオプション装備することができます。後工程の仕上げの労力を減らし、人的コストを下げる効果にもつながります。
「AAR」付着防止装置(ミーリング前)

スプレーコーティングで材料表面に薄い皮膜層を形成することで、接着剤のはみ出しの付着を防ぎます。



デリケートエッジ用スプレー(プレスローラー部)

接着後のエッジ材にスプレーし、エッジ材表面や保護フィルムのキズ・損傷を防ぎます。



冷却用スプレー(プレスローラー後側)

静電防止の役割と、トリミング前のエッジ材を冷却しグルー効果を促します。



仕上げ用スプレー(バフ・スクレーパ前)

バフ使用時に、離型剤の皮膜層とはみ出たグルーの除去を促します。
「eye-M(アイム)」:わかりやすい3Dプレビュー画面
各種設定を行う操作システムは「Maestro Active(マエストロ アクティブ)」にグレードアップできます。「Maestro Active」になると21.5インチの見やすい操作画面「eye-M(アイム)」が搭載されます。電子制御の加工ユニットの各調節は、「eye-M(アイム)」側の設定だけで自動で行うことができます。わかりやすい3D表示を確認しながらの設定ですので、オペレーターのミスも格段に少なくなります。2種類の面形状の切り替えや、薄いエッジ材から木縁への切り替えも、この「eye-M(アイム)」で設定変更を行うことができます。生産の進捗状況も確認でき作業もはかどりますし、万一トラブルが発生した時の診断機能もあり安心です。
より良い生産へのきめ細かい配慮
パネル送材部は、チェーンを大型化し、送材の直進性を上げました。また、ウレタン製トッププレッシャーベルトを装備することで、材料をしっかりと送り出し、最適な送材が得られます。

「stefani kd-hp」にリターンコンベア「Fastback 25」を接続すれば、縁貼り加工を行ったパネル材を投入口まで自動で戻してくることも可能です。縁貼りされたパネルは、次に縁貼りを行う面に方向を変えながら戻ってきます。そのため、縁貼り工程を半自動化でき、生産性の向上はもとより省人化にも役立ちます。
エッジ貼りはSCMへご相談下さい
SCMのエッジ貼りに関するテクノロジーを使えば、お客様が実際にやりたい加工内容に合わせて、仕上り品質、性能、快適さや柔軟性をカスタマイズできます。一般的にSCMのテクノロジーは、機能性が高く他社との差別化が図りやすいため、費用対効果が高いとご評価をいただいています。 

そのテクノロジーがふんだんに使われている「stefani kd HP」は、現在DKSH神戸ショールームにも展示されています。ホットエア(Air Fusionエアフュージョン)を搭載し、ホットメルトと併用可能タイプとなっております。軸配列(T-ERL)は次の通りです。是非一度、このフルスペックモデルを実機でご確認ください。
stefani kd HP 軸配列:

  • ミーリングユニット/ RT-E
  • グルーイングユニット/ VC-S4.1
  • エンドカットユニット/ K/SEL
  • トリミングユニット/ R-HP multiedge 2R
  • ラウンドユニット/ ROUND SK multiedge
  • エッジスクレーパーユニット/ RAS-HP multiedge 2R
  • グルースクレーパーユニット/ RCA/2C
  • バフユニット/ SPN
※今回の記事には、展示機に搭載しないオプションも含まれています。予めご了承ください。
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